記事・コラム

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中国で戦える(権利行使ができる)中国特許明細書を作成します

熟練の中国弁理士が、必要に応じて発明者等と打ち合わせをしながら
「中国特許明細書」を日本国内で作成します。
日本語から中国語への単なる特許翻訳とは根本的に違います!

1.中国特許翻訳者の本音

翻訳者は、預かった原稿を勝手に変えることはできません。理解が出来なくても、間違っていても、原文に対して忠実に翻訳するのが翻訳者の役目です。
もちろん、翻訳結果は、誤訳を含んだ意味不明な欠陥文章となります。日本特許出願明細書からの中国語翻訳は、いくら悩んでも、品質の良い翻訳は無理です。悩むのは無駄ですから私は悩まないでスイスイと翻訳作業を進めていきます。忠実翻訳の結果ですから、意味不明な翻訳になっても責任は問われませんので気が楽です。
でも、不思議です、クライアントさんも悩んでいません。自分達の日本語が他言語へ変換できると信じているようで、誤訳が起こりにくくするための改善意欲は全く感じられません。(S.T)

2.誰が責任を取るのか?

中国特許事務所へ責任を押し付けても、それは100%無理な話です。
「翻訳をしました、何か問題があれば、ご指摘ください」と確認をしているのに、ノーチェックで「OK」と、やれば、それは「没問題」で、一件落着です。
今後は中間処理の手続きが増えていきますが、実質的に翻訳のミス(もしくは日本語の原文自体がおかしい)に起因した拒絶理由も多く発生しています。そのために余分な費用が掛かります。更に、たとえ権利は取れても、権利範囲は減縮されます。
結局は権利行使不能な、超高額な「紙クズ」の完成です。この責任は誰が取るのでしょうか?

3.不思議でノーテンキな日本人

日本語の特許出願明細書を渡して翻訳を依頼することになりますが、中国の特許事務所から何か質問が来ますか?
日本人が読んでも理解できない意味不明な文章を、彼らが全て理解できると思えません。それにも拘らず、何も質問が来ない。これを不思議と思わない日本人は、もっと「不思議」です。
中国で特許を取得して権利行使する必要はなく、自分達の発明・技術を無償で中国へ伝えたいだけでしょうか(?)