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~社会、企業、個人を育て、発展しつづけるための人づくりの土台とは~
技術者育成の場における上司と部下との関係構築を考えるセミナー
セミナー詳細
セミナーについて
本講座では、若者の価値観の変化の解説から始まり、技術職場で部下が管理職に求めているもの、人と人との関係作りに最も有効な3要素、「聞く」・「見抜く」・「認める」を解説することで、実務ですぐに使える知識とスキルを手に入れることができます。
管理職は部下とのコミュニケーションについて逃げてはなりません。それは技術者であっても、またその技術者の管理や育成に携わる立場であっても例外ではありません。
相手が苦手であるとか放置することで、自身の業務内容、業務量、職場環境は今より更に悪くなることが予想されます。それどころか有能な社員を失うことによるものづくり現場の競争力の低下、技術の流出という最悪のシナリオも予想されます。生産現場では人がカギです。
このように、職場の問題の大半が人間関係であるといわれます。つまり、その職場を動かすリーダーがコミュニケーションスキルを向上させることで、職場の問題をかなりの割合で解決できるのです。
物質的な豊かさが飽和し、また逆に深刻な格差が生じはじめた社会情勢を背景に、現在の若者の価値観は大きく変化しています。工場や技術開発チームの生産的な業務であっても、これまでのような業績連動型の仕組みだけでは献身的に働けない若者も増えています。したがって製造業の管理職は現在の若者の価値観の変化を踏まえながら部下とコミュニケーションを取る必要があります。
技術職場の上司部下の人間関係を改善したいとお考えの方、そのような課題の対応策を社内教育に組み込みたいとお考えの教育担当者の方、それらの明日からの具体的な対応策を考えたい方、どうぞ奮ってご参加ください。
受講するメリット
- 技術職場のリーダーが抱える組織内の人間関係問題の解決手法が学べます。
- 他社で起こっている技術職場での人間関係トラブルとその解決方法のケーススタディができます。
- 同じような悩みをもつ他社の担当者とのネットワークが作れます。
セミナー内容
1.コミュニケーションの問題はなぜ起きる
1.1 職場の悩み
1.2 コミュニケーション能力をもって業務の生産性を高める
1.3 価値観の違いによってコミュニケーションの問題は生まれる
1.4 変わりゆく現代の若者の価値観2.人と人との関係作りスキル
2.1 部下の話に耳を傾ける・部下の真意を感じ取る
2.2 部下に聞いてもらっている思われてはじめて成立する信頼関係
2.3 ある状況を深く、明解に見抜く
2.4 部下の言えないことを見抜けるからこそ上司は必要とされている
2.5 部下を認める・部下の精神的な欲求を満たす
2.6 部下を認め、部下が自発的に働けるような環境を作る3.グループセッション
テーマ 「技術者の業務の現場、技術者教育の現場で発生している人間関係の問題とその対策」
ディスカッション、施策シート作成
講師プロフィール
鈴木 孝 (すずき たかし)
一代技術士事務所 代表
技術士(化学部門 )
公益社団法人日本技術士会(正会員)
一般社団法人化学物質管理士協会(正会員)
一般社団法人静電気学会(個人会員)
エネルギー管理士(熱)、公害防止管理者(水質1、大気1)、第一種衛生管理者、高圧ガス製造保安責任者(甲種化学)
など
2004年 群馬大学大学院工学研究科 修了、化学会社に勤務
2011年~2019年 工場長として勤務
2019年 一代技術士事務所開業
2011年の東日本大震災を経験し、工場移転に伴う4つのプラントの新規立ち上げに関わる。完全復興までのプロセス(工場建設、対外折衝、技術移管)の過程で数多くの異物トラブルの解決に取り組む。
設計時、据付時、稼働性能、稼働時の適格性評価の経験が豊富。
品質管理、生産管理、労務管理、労働安全衛生、公害防止活動、コスト改善等、工場運営全般を得意とする。特に化学工場での独自の静電気事故防止対策には定評がある。